意 匠Service 02

意匠特有の制度をフル活用して模倣を排除
戦略的なデザインを保護

国内外の意匠出願用の願書及び図面作成、出願業務、拒絶理由通知に対する応答書類の作成(中間処理)、審判、訴訟等の諸手続きをトータルでサポートします

近年の知財戦略においては、デザイン保護の重要性が非常に高まっております。最近は、優れた技術であるほどモノが売れる時代ではなくなったといわれています。洗練されたデザインや質感が、顧客の購買の決め手になる場合もあり、デザイン(=意匠)を知的財産として戦略的に保護していくことが重要になります。
また意匠は視覚的に容易に把握でき、模倣されやすいという特質があることから、特に意匠法特有の制度が認められております。当事務所では、制度を上手く活用することで、デザインを戦略的に保護し、知財として有効活用することができるように、サポートさせていいただきます。

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御社の事業に真に資する意匠出願戦略をご提案します

「事業に真に資する意匠出願」を実現するために、高い確率で登録査定を勝ち取ることは勿論ですが、デザインコンセプトや事業の背景にあるビジネスモデルから、権利活用の場面を見極めた出願戦略を検討する必要があります。また特許や商標を含めた知財MIXによるシナジーを出す上でも意匠権の果たす役割は大きいです。当事務所では、以下の「01 意匠出願戦略の策定支援」から「02 意匠出願書類の作成」、「03 類否判断」までの包括的なサポート、更には「04 中間処理・不服審判」を通じてより着実な登録査定を勝ち取るために尽力させていただきます。

意匠出願戦略の策定支援

出願戦略を徹底検証
最大限有効な意匠権でベストな保護を追求

デザインの戦略的な保護が益々重要になる現在今において、弊所では意匠出願戦略を妥協無く徹底して練り上げることで、限られた予算の中であっても最大限有効な意匠権を作り上げていくことが求められます。

当事務所では、お客様との意思の疎通と共有を最重要視し、デザインコンセプトと、そのデザインが施される製品のビジネス形態を十分に把握させていただきます。また、必要に応じて先願調査結果も踏まえ、バリエーションの意匠のポートフォリオとして権利化を図る関連意匠出願、デザイン的に優れている部分のみ焦点を当ててピンポイントに権利を取得する部分意匠出願、システムデザイン等のように複数の物品からなる組物全体の模倣を抑止する組物の意匠を織り交ぜ、お客様の創作したデザインのベストな保護を目指します。

A関連意匠
関連意匠により、類似するデザイン群を包括的にまとめて、複数の意匠権のポートフォリオとして保護することができます。本意匠を中心として少しずつ変更を施したバリエーションの意匠群を関連意匠として保護することが可能となります。
B部分意匠
部分意匠制度は、物品の一部分が機能的に、又はデザイン的に優れている場合、その物品の特徴的な部分のみ焦点を当ててピンポイントに権利を取得できる制度です。
C組物の意匠
組物の意匠制度を活用することにより、複数の物品を全体として一意匠として意匠登録を受けることが可能です。組物の意匠の例としては、ナイフやフォーク、スプーン等のような、意匠全体として統一感があるディナーセット等に対して認められます。

新たな保護対象

イノベーション構築、ブランド構築、顧客体験の質向上を図る上で、デザインの重要性が増しつつあります。
デザインを活かした製品やサービスを構築し、稼ぐ力を高めていく取り組みが進展する中、新たに画像、建築物、内装の意匠を保護できるように法改正されました。 右記の意匠出願をお考えの場合もご相談ください。

画像の意匠
機器にあらかじめ備わっていない画像、インターネットを介して一時的に映し出される画像についても登録可能になりました。
アプリなどのGUIそのものも意匠権により保護可能となります。
内装の意匠
魅力的な店舗デザインは顧客の体験価値に直接訴えかけるものであり、ブランドイメージの形成には欠かせないものといえます。このような内装デザインも新たに意匠権を通じて保護できるようになりました。
建築物の意匠
住宅やビル等の建築物は、多額の投資を行い設計がなされて洗練された外観デザインに仕上げられるのが通常です。
今後は建築物の設計時において、他社の意匠権に抵触するデザインか否かも確認する必要があり、このようなトラブルを未然に防止するための建築物の意匠の出願戦略も含めてサポートいたします。

意匠出願書類の作成

意匠の特質を考慮した重厚な文章作成を行います

品質の高い出願書類を徹底追及します。願書の作成では、物品や意匠を説明する上で、デザインの保護という意匠の特質を考慮したキメの細かい重厚な文章作りをしていきます。
また意匠の出願書類では、図面こそ命。デザインの本質を捉えた六面図のみならず、使用状態を示す参考図や斜視図を豊富に盛り込むことで、書類の一つ一つの品質に妥協を許さないスタンスで取り組んで参ります。

類否判断

意匠の類否判断の見解を提供
デザインの創作段階や意匠出願時に有効活用を

判断対象となる意匠について、先行意匠との間における類否判断の見解をお出しいたします。類否判断を行う意匠について、共通点、差異点を抽出し、「意匠の要部・注意を引く部分」、「公知・周知例」、「共通点の評価」、「差異点の評価」等の項目について、需要者を基準にランク付けをして表示します。見解は、デザインの創作段階や意匠出願段階、或いは侵害警告時における各判断において活用することが可能です。

中間処理・不服審判

妥協のない最上級への信念を基に、拒絶理由レポートで次のステップヘ

拒絶理由通知に対する対応策を容易に立案できるように、ご希望のお客様には、意匠についても、拒絶理由レポートをご提供します。
この拒絶理由レポートでは、拒絶理由の趣旨、類否判断、補正可能箇所等を表示致しますので、今後の方針を検討する上での参考にすることができます。説得力のある意見書は、意匠の要部を見極める力と、意匠の創作物全体を客観的に評価する力、論理展開力、物品の機能の理解力が伴っていることは勿論ですが、決して妥協を許さない、最高のものを作り上げる信念こそ大切であるという認識の下でご尽力させていただきたいと思います。

Service事業内容

経営強化に一気通貫でつながる
知財サービスを提供